ArrowArrow内「産休!Thankyou!」プロジェクトおこなっています!

ArrowArrowのプロジェクトであります「産休!Thankyou!」は、
企業・組織内において働き続けたい女性が妊娠・出産をするとなった場合、当事者と組織との間に入って持続可能としていくためのサポートをしていくプロジェクトです。

具体的には
・産育休取得当事者の妊娠中〜復帰後の働き方のメンターとなる
・実質ひとりが抜けることによる組織内の業務分解や組織内のスキーム作り
・関連する給付金や助成金の申請アドバイス
といった事柄を通して、その企業・組織だからこそできるプログラムを構築していく形になります。

今回ArrowArrowでは、この「産休!Thankyou!」プロジェクトを自社にコンサルティング・導入することに!




代表理事の堀江がこの10月より産休に入る事になり、
組織の体制だけに留まらず業務の分解や彼女自身が復帰後どのように働くかのキャリアイメージのヒアリングに加え、
私たち組織のメンバーから当事者へ「戻ってくるときにこんなことを期待している!」という期待役割などを伝えていきます。


ここで1つ改めて大きな気づきがありました。
産休・育休を迎える女性社員に対してついこうしたワードを投げてしまうこともあるかと思います。

「復帰後は無理をせず働いてください」

この言葉は産育休取得当事者のためを思って組織から当事者に投げかけられることがあると思います。
今回堀江に話をしていて産休に入る当事者へはそういう言葉の問いかけでは不足していると実感しました。

「復帰したらこんな風な期待をしている!」
「戻ってきたらこの経験を活かして組織の中でこういうことにつなげてほしいと思っている!」

産育休取得当事者もどうなるかはイメージができないことが多く、不安も未知数なことも多いはず。
しかし、だからこそ戻ってくることを待つ組織から彼女にメッセージを渡すのは
「期待して待っているから!」という言葉なのだろうと思いました。


しかもどういうことに期待しているかを明確にすればするほど、
産育休当事者も意識をして産休・育休に入っていくかと思います。

妊娠・出産に伴う「育児休業」に関連することは、
組織に属していると社員の福利厚生という権利ということに見られがちです。
ただ、それだけれではなくてその権利を使うにあたって、自分はどういう価値をもって組織に戻って来れるかを伝えること。
また組織側は彼女の価値を判断した上でどういう期待役割があるのかを明示すること。
双方が一緒にこの産育休取得のスキームをつくっていけるんだなと感じました。


ArrowArrow内「産休!Thankyou!」プロジェクトは堀江が復帰して戻ってきた後まで続きます。



私たち10名もいない小さな組織でもこのプロジェクトは導入できるんだ…!ということを改めて実感すると共に、
組織の大小に限らず組織と産育休当事者との間にどのようなことが必要かを考えるきっかけになりました。
中小企業とそこで働く女性にとって多様な働き方をつくっていけるプロジェクトだと感じています。

(文責:海野千尋)